2018.05.22

特急安芸灘 地震緊急停車について

 

 2018年5月21日に安芸灘沖で地震が発生し、本来は安芸灘上を走行しておりました特急安芸灘号を緊急停車させ、線路の点検をするべきだったところ、松山運行司令部および運転士、車掌が失念しそのまま運転いたしました。お客様に多大なご心配をおかけいたしましたことをお詫びいたします。

地震発生日時:2018年5月21日21時50分

該当列車:特急安芸灘37号

 

 該当列車、特急安芸灘37号は地震発生日時、ほぼ震源上を走行しておりました。当地震の最大震度は1でございましたが、新日急線の安全マニュアルでは海上をはしる路線の場合、規模にかかわらずすぐに緊急停車し線路の点検することとなっておりました。しかし、運転士及び車掌は地震に気づかず、また運行司令部は地震の発生に気づいていた(気象庁から21時53分に地震情報が発信されています)にも関わらず、最大震度が1であったことから当該列車が陸上を走行していると誤認し乗務員に通知することができませんでした。なお、後にお客様から質問があり発覚いたしました。その後すぐに線路の確認を実施し安全を確認したため運転を再開いたしました。なお、これにより特急安芸灘44号に約30分の遅れが発生いたしましたが、次の停車駅である紙屋町駅へは定刻通り午前4時5分に到着しております。

 お客様には多大なご迷惑及びご心配をおかけいたしましたことお詫びいたします。

 なお、今後におきましては、緊急地震速報があった場合はその地域の列車をすべて緊急に停車させ、地震があった場合、特に海上の場合は規模にかかわらず緊急停車し陸上の場合も震度3以上の場合停車させるというマニュアルをすべての指令部の担当及び乗務員に再確認しマニュアル事項の徹底いたします。これからも新日急線をよろしくお願いいたします。この度は大変申し訳ございませんでした。